やがて緑を愛す/深夜帯すらmusic box         村田 仁


顎の真ん中、唇の下を僕は読んでいる
そこにだけ髭を生やすのは忌野清志郎だ
でかい看板の真下、直撃で信号待ちに唇を震わせていた男を見た
男は休暇だったか
心配事だっのか
階下に身を隠していた
そら耳がずっと残る軌道の地下
女性はスカートで出勤を急いだ
くるしみはずっと続いていた

シビアな炭酸水を僕は飲まされる
唇の下のくぼみ、肌が荒れて哀しい
シャンプーとばしたい窓から浜辺に停まった黒い車に向けて
どうせ野球中継が気になっている心境が解らず
水に足をつけれなく
帰ろうかと言うだけ

おんなのこの猫は私の飼う猫 鬱という名前です
犯罪心理学がテレビでやってました
納豆には醤油が合うそうで
昨日階段をころげ落ちたのです
そしたら、すぐ待ってたかのように中近東風の方がやってきました
外人ではありません
私は鞄の中のアイスクリームというアイスクリームを全部溶けちゃったにしてしまった
そして僕という僕は顎の真ん中、唇の下を読んでいる
猫の鬱の顎は小さい
非常に











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