混ざらない酢と油、卵で混ぜればマヨネーズ

混ざらないふたり

あおさで混ざれば、ブルーマヨネーズ

詩の展覧会「形而上的有機野菜のほのかな休日。」

ブルーマヨネーズ・小松 亮一×村田 仁

1st poem exhibition

1999' 2/23-28

11:00am-7:00pm (last 6:00pm)

in 夢国世喜屋 (鶴舞高架線下商店街内)

きゃべつ、しんぶん、まど、うちわ、ごみ……。
この世という名の『おり』の中で、原始時代のワードプロセッサーのように
僕と仁の成立しない『しりとり』は未だ続いている。
僕らはアナログという言葉をよく使うが、そのアナログという言葉の意味は、
世間が使う意味とは異なっていて、僕らの中でしか通用しない。
そして、その意味さえも知らずに僕らはその言葉を使っている。ただ、一つだけ分かっていることは、僕らはひたすらアナログになろうとして
いるということだ。今ここに、デジタル化していく世の中に生きている僕らにとっての休日が始まろうとしいてる。
小松 亮一


僕と小松君の企てはいつも無計画だ。でも、それは当たり前のことである。
僕らの思考や会話、感情の揺れ様は全くのあるがままなのだから。
彼はいま笑っていたかと思うと、急に怒ってすねたりしている。
まるで気まぐれな女の子のような…。
つまり恋愛なのだ。ブルーマヨネーズはふたりのデートである。
しかし僕のささやきは彼には届かず、彼の恋文も決して僕には届かない。
ブルーマヨネーズは、当のふたりには見えないところで混ざり続ける孤独なデートなのだ。僕はいま愛について語り、熱弁していたかと思うと、次には信じるものを見失い、泣きわめき、彼にすがりついたりしているというのに‥。僕らふたりがふれあう恋人同志のように見えたなら、ブルーマヨネーズがそこに出来ているのだと、
無計画にも思っている。
村田 仁

(チラシ裏より)
99年に行なわれた展覧会。この会ではじめてブルーマヨネーズと呼びだすように
なる。詩の展覧会という企画で、詩を壁面に展示し、絵を本の中に入れて行なった。

会の前日まで、朗読することは予定されておらず、前日に批難されたことと、当日、
展示だけでは弱いという判断から、朗読も行なった。その形態は、お客さんがやって
来たら読むというもので、ひとり二、三編ずつ読んでいた。立ったり、椅子やソファー
に座ったりと様々だった。会場は2Fにあるのだが、会期中のある日などは、1Fでギタ
ーの練習をされてしまい。そのギター音が背景となって朗読した場面もある。また、
1Fは「夢国世喜屋」という呑み屋さんなので、会期中、「ブルーマヨネーズ」という
メニューを出していただいた。その名のとおり、青いマヨネーズがミニサイズの茹で野
菜にかけられていたメニューであった。
なお、このとき展示した詩は全て、第一詩集におさめられています。